SHOP | 2018.05.18 | Writer: Atsushi Igaki
大阪のユースカルチャー発信の中心であるアメ村のド真ん中に誕生した同店は、ブランド初の飲食提案やスピンズ全店で一番の品揃え数を誇る古着に加え、音楽やお笑い等、様々なイベントが出来る常設ステージで、様々な人たちが集まり、つながる場を目指す。
今回はディレクションを担当したスピンズ事業部のスーパーバイザー(SV)の中井さん(以下:中井)にインタビュー。
中井:今年でスピンズは25周年を迎えるんですけど、立ち上げからのコンセプトがATTITUDE MAKES STYLE(主張がスタイルをつくる)ということなんです。僕たちは、様々なユースカルチャーが渦巻くワンダーランドにようなお店を創りたい!そして働いているスタッフ、若者たちがこんなにも元気にイキイキしながら働いているんだぞ!ということを見せたかったんです。
普段のSPINNS店舗では、朝から晩までたくさんのお客さんに来店してもらっています。
なかなかお客さんとゆっくりお喋りしながら時間をともにすることができません。そんな中でスタッフの元気さイキイキさを伝えたい!と考えたときに、スタッフとお客さんがゆっくりとファッションやアニメ、食べ物のことなどでお喋りできたりする場を作りたいなと思いました。
また、僕たちのお取引先さんやヒューマンフォーラムの他のブランドのスタッフも気軽に来れて溜まれる場にしたいですね。
それとは別で、以前からスピンズの会議等で、古着やカフェ等の新しい業態をやりたい!と言う声が、スタッフから出てきたんですけど、色んな理由で着手出来なかった。今回それを形にすることで、スタッフに対して、想いをもって声を出せば出来るんだ!ということを見せたかったのもあります。
中井:まず飲食業態が初めてだったので、ノウハウがゼロからのスタートで、全く進め方がわからなかったです。
色んな人に相談して、紹介してもらったのがdigmeout ART&DINERの古谷さんでした。
実を言うと、古谷さんは約10年前に大阪堀江でdigmeout CAFEといって、はじめてスピンズの店内で飲食店を併設していました。このタイミングでまた再会して、相談するうちに意気投合して、立ち上げを手伝ってもらうことになりました。
社外のいわゆるオープンイノベーションでの取り組みは、いつもの社内の進め方と違って、伝え方や進めるスピード感などが、あまりにも通用しない事が多すぎて大変でしたね。
でもたくさんの方の協力があって、何とかオープンに漕ぎつけることが出来ました。
一人では絶対出来ませんでした。
中井:まず、古着の品揃えはバイヤーがこだわって仕入れてきたアイテムばかりですが、今回はアップサイクルで新しい価値創りに力を入れています。
例えば、VINTAGE CLOSETといって、ヴィンテージ古着のレンタルを始めちゃいました。
3000円で店内の古着全部の中から1か月に5点まで選んでレンタルできちゃうんです。
あと古着でつくったリメイクのエコバッグを300円で販売しています。これはスピンズ アメ村店で買い物のときに、買い物袋代として100円オフにさせてもらいます。
その他には、着なくなった洋服を回収するボックスを設置したり、カフェで使われているコースターやエプロン、クッション等着なくなった服をその場で、リメイクして作っています。
あとは「つながり図書」。ここにある本を自由に無料で2週間貸出しています。本を持ってきてくれたらドリンク1杯無料です。
というのも僕たちスピンズのスタッフは実は本が大好きなんです!ほんとにいろんなことを本からいっぱい学びましたよ。
だから本を通して、その人の価値観を繋いでいくってことをやりたかった。ここにある本は、ほぼ全部がスピンズのスタッフたちが今回の呼びかけで持ってきてくれたもの
です。
最後に、心斎橋のカレー屋ボタ監修のSPINNSカレーと、フルーツを丸ごと絞ったフルーツジュース。実はこのジュース、、、名前は現在募集中です笑
友達の友達はみんな友達!!
FREE Wi-Fi
FREE 電源
FREE 友達(笑)
是非、この「つながりの場」に来てください!
「SPINNS VINTAGE & CAFE」
住所:大阪市中央区西心斎橋2-11-30 ブルータスビル2F
営業:11:00〜20:30
電話:080-3601-4467
URL:http://www.spinns.com/shop/amemura_info/